SSL化はSEOに必要？HTTPS化しないと順位が下がる理由を解説

自分のサイト、まだ「http」のままなんですけど、これってSEOに影響あるんでしょうか？
最近よく聞く「SSL化」とか「HTTPS」って、具体的に何がいいの？
もしかして、検索順位が上がらないのはこのせいなのかな…と不安です。

もしあなたが今、このような疑問や不安を抱えているなら、この記事はきっとお役に立てるはずです。

最近、Googleなどの検索エンジンは、ウェブサイトの「セキュリティ」をとても重視しています。その中心となる対策が「SSL化（HTTPS化）」です。

この記事では、初心者の方にもわかりやすく、「なぜSSL化が重要なのか」「やっていないとどうなるのか」を解説します。難しい専門用語はなるべく使わずに説明しますので、安心して読み進めてくださいね。サイトの評価を高めるための第一歩を、ここから踏み出しましょう！

SSL化していないとどうなる？検索エンジンへの影響

まず結論から言うと、SSL化されていない（httpのままの）サイトは、SEOにおいて不利になる可能性があります。

Googleは「安全なサイト」を評価する

• SSL化はランキングを決める要因の一つ
• ユーザーに安心感を与える
• サイトの信頼性が上がる

Googleは、使う人が安全にウェブサイトを見られることを大切にしています。そのため、通信が暗号化されている（＝SSL化されている）サイトを「安全性が高い」と評価し、検索順位を決める要素の一つにしています。

直接的な順位への影響はそこまで大きくないと言われていますが、それ以上に大切なのは「ユーザーの安心感」です。アドレスバーに鍵マークがついているだけで、訪問者は安心してサイトを見ることができます。

やっていない場合のリスク

• 「保護されていない通信」という警告が出る
• 見た人が不安になってすぐに帰ってしまう（直帰率アップ）
• 入力した情報が盗まれる危険性がある

SSL化していないサイトにアクセスすると、ブラウザのアドレスバーに「保護されていない通信」という警告が出ることがあります。

これを見たユーザーは「このサイト、大丈夫かな？」と不安になり、すぐにサイトを閉じてしまうかもしれません。すぐに帰られてしまうと、Googleは「このサイトは人気がない」と判断し、結果的に検索順位が下がる原因になってしまいます。

怖いのは順位だけじゃない！セキュリティのリスク

SEOの話だけでなく、サイトを守るという意味でもSSL化は重要です。ここでは少し怖い「SEOポイズニング」などのリスクについてお話しします。

サイトが乗っ取られるかも？

• ウイルス（マルウェア）に感染させられる
• 勝手に怪しいサイトへ飛ばされる（リダイレクト）
• 知らない間に変なリンクを埋め込まれる

セキュリティが甘いサイトは、悪い人たちの標的になりやすいです。サイトを改ざんされてウイルスを仕込まれたり、アクセスした人を詐欺サイトへ強制的に転送させたりする攻撃を受けることがあります。

改ざんされたらどうなるの？

もしサイトが改ざんされてしまうと、訪問者に迷惑をかけるだけでなく、Googleから「危険なサイト」と認定されてしまいます。そうなると、検索結果に警告が表示されたり、最悪の場合は検索結果から削除（インデックス削除）されたりすることも…。

一度失った信頼を取り戻すのは大変です。だからこそ、事前の対策が大切なんですね。

自分だけじゃなくて、見てくれる人を守るためにもセキュリティ対策は必須だね！

SSL証明書を導入するメリット

「SSL化」をするには、「SSL証明書」というものをサーバーにインストールする必要があります。これを導入すると、どんな良いことがあるのでしょうか？

HTTPS化で評価と信頼をアップ！

• 検索順位にプラスの影響がある
• 鍵マークがついて安心感が出る
• これからのスタンダードに対応できる

HTTPS化（SSL化）すると、通信が暗号化されて盗聴などを防げます。Googleもこれを推奨しているので、SEOの評価が上がりやすくなります。また、ブラウザに鍵マークが表示されるので、訪問者は「このサイトはしっかり管理されているな」と安心できます。

無料と有料、どっちがいいの？

SSL証明書には、無料のもの（Let’s Encryptなど）と有料のものがあります。

• 無料SSL: 手軽に導入できる。個人のブログやサイトならこれで十分なことが多い。
• 有料SSL: 「企業の実在証明」など、より高い信頼性をアピールできる。企業サイトやネットショップにおすすめ。

暗号化の強さに大きな違いはありません。サイトの目的や規模に合わせて選びましょう。

サイト全体をSSL化する「常時SSL化」

昔は「お問い合わせフォームだけSSL化する」ということもありましたが、今は違います。

サイト全体を鍵付きにするのが標準

トップページも、ブログ記事も、すべてのページをHTTPS化することを「常時SSL化」と言います。これにより、どのページを見ていても通信が保護されるので、より安全性が高まります。

ビジネスとしての信頼性も向上

• セキュリティ意識の高さをアピールできる
• お客様や取引先からの信頼を得られる

常時SSL化されていることは、「お客様の情報を大切に扱っていますよ」というメッセージにもなります。ビジネスでサイトを運営するなら、もはや必須のマナーと言えるでしょう。

導入する時の注意点と手順

「よし、SSL化しよう！」と思ったあなたへ。導入する際に気をつけてほしいポイントがあります。

移行する時の流れ

• サーバーでSSL証明書を取得・設定する
• サイト内のリンクを「http」から「https」に直す
• 「http」から「https」への転送設定（301リダイレクト）をする
• Googleサーチコンソールに「https」のサイトを登録する

特に大切なのが「リダイレクト設定」です。これをしないと、検索エンジンが「http」と「https」を別のサイトとして認識してしまい、今までのSEO評価が引き継がれなくなってしまいます。

有効期限に注意！

SSL証明書には有効期限があります。期限が切れると、サイトにアクセスできなくなったり警告が出たりします。多くのサーバーでは「自動更新」機能がありますが、念のため設定を確認しておきましょう。

まとめ：SSL化はSEO対策の必須項目

SSL化は、これからのウェブサイト運営において「やって当たり前」の標準装備になっています。

まだ対応していない方は、ぜひこの機会に導入を検討してみてください。レンタルサーバーの管理画面から簡単に設定できることも多いですよ。安全で信頼されるサイトを作って、SEOの評価もアップさせましょう！

よくある質問（FAQ）