こんなお悩みを抱えて、頭を抱えていませんか?
WordPressは「SEOに強い」とよく言われますが、実は、作っただけではその力はなかなか発揮されません。そのポテンシャルを最大限に引き出すには、いくつかの”コツ”があるんです。
でも、ご安心ください。この記事で紹介する手順に沿って進めれば、初心者の方でも効果的なWordPressのSEO対策が実践できます。
- WordPressのSEO対策で、まず何から始めるべきかがわかる
- 検索順位を上げるための具体的な設定方法がわかる
- おすすめのプラグインとその使い方がわかる
- 読者に読まれるコンテンツ作りのコツがわかる
専門用語はなるべく使わず、一つひとつ丁寧に解説していくので、ぜひ最後までついてきてくださいね!
そもそもSEOとWordPressの関係って?
まずは基本から。SEOとは「Search Engine Optimization」の略で、日本語では「検索エンジン最適化」と言います。なんだか難しそうに聞こえますよね。
簡単に言うと、「Googleなどの検索結果で、あなたのサイトを上位に表示させるための工夫」のことです。これがうまくいくと、広告費をかけなくてもサイトにたくさんの人が訪れてくれるようになります。
では、なぜWordPressはSEOに強いと言われるのでしょうか?その理由は主に3つあります。
- Google好みの構造:標準の作りが、そもそも検索エンジンに見つけてもらいやすい設計になっています。
- 便利な道具が豊富:SEOプラグインという秘密道具を使えば、専門知識がなくても高度な設定が可能です。
- 情報発信がしやすい:ブログ感覚で手軽にコンテンツを追加・更新でき、サイトを新鮮に保てます。

ただし!これらのメリットは、何もしなくても手に入るわけではありません。この記事で紹介する「適切な対策」を行って、初めて意味を持つんです。
まずはコレだけ!WordPress初期設定5ステップ
WordPressをインストールしたら、まず最初にやっておきたい基本的なSEO設定があります。難しいことはないので、一つずつ確認していきましょう!
サイトの表示設定を確認
「設定」→「表示設定」を開き、「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」のチェックが外れていることを確認。ここにチェックが入っていると、Googleにサイトを見つけてもらえません。
パーマリンクを設定
「設定」→「パーマリンク設定」で、URLの形式を決めます。「投稿名」にしておくのがシンプルで分かりやすいのでおすすめです。URLはいわばWebページの「住所」。短く、内容がわかるものが理想です。パーマリンクは日本語を非推奨です。半角英数字を使いましょう。
サイトをSSL化(https化)する
URLを「http」から「https」に変更することです。これにより通信が暗号化され、セキュリティが向上します。今はSSL化が必須の時代。Googleも公式に推奨しており、検索順位にも影響します。レンタルサーバーの管理画面から簡単に設定できます。
分析ツールを導入する
SEOは効果測定が命。サイトの健康状態をチェックするために、以下の2つの無料ツールは必ず導入しておきましょう。
- Google Search Console:検索での表示回数や順位、エラーなどを教えてくれる「サイトの健康診断ツール」
- Google Analytics:アクセス数やユーザーの行動がわかる「サイトの成績表」
これだけは入れたい!SEO対策おすすめプラグイン
WordPressの魅力は、なんといっても豊富なプラグイン。SEO対策をぐっと楽にしてくれる、心強い味方を紹介します。

たくさんあって迷いますよね!有名な総合対策プラグインはいくつかありますが、まずはどれか1つをしっかり使いこなすのがおすすめです。
| プラグイン名 | 特徴 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|
| All in One SEO Pack | 昔からの定番で、基本的な設定を網羅的に行える。初心者でも扱いやすい。 | とにかくシンプルに、必要な設定を済ませたい方 |
| Yoast SEO | 高機能で、記事ごとに細かくSEOスコアをチェックできる。緑のランプが点灯すると嬉しい。 | コンテンツの質を細かく分析・改善していきたい方 |
これらのプラグインを使えば、以下のような専門的な設定が簡単にできます。
- タイトルタグとメタディスクリプションの設定:検索結果に表示されるタイトルや説明文を最適化する
- XMLサイトマップの生成と送信:Googleにサイトの構造を正しく伝える「地図」を自動で作成・提出する
- パンくずリストの設置:サイト内での現在地を示し、ユーザーとGoogleの双方に分かりやすくする
検索順位を上げるコンテンツ作成の3つのコツ
設定が完了したら、いよいよ記事を書いていきます。ここがSEO対策で最も重要な部分です。Googleに好かれ、かつ読者にも喜ばれるコンテンツを作るための3つのコツをご紹介します。
1.キーワードをとことんリサーチする
闇雲に記事を書いても、なかなか読まれません。まずは、「読者がどんな言葉で検索するか(キーワード)」を知ることから始めましょう。キーワードリサーチは、読者への「思いやり」そのもの。相手が何に悩んでいるかを知ることで、本当に役立つ記事が書けるようになりますよ。

ラッコキーワードがおすすめです。
https://rakkokeyword.com/
2.検索意図を満たす「答え」を用意する
キーワードの裏には、必ず読者の「検索意図(知りたいこと・解決したい悩み)」が隠されています。あなたの記事は、その検索意図に対する「完璧な答え」である必要があります。独自性や専門性、そしてあなたの「経験」を盛り込んで、信頼できる情報を提供しましょう。
3.タイトルと見出しを魅力的にする
検索結果に表示されたとき、ユーザーが一番最初に目にするのが「タイトル」です。どんなに内容が良くても、タイトルが魅力的でなければクリックされません。
- キーワードをタイトルの前半に入れる
- 記事の内容が具体的にわかるようにする
- 数字や「簡単」「完全ガイド」など興味を引く言葉を使う
- 文字数は30文字前後に収める
一歩進んだSEO対策!リライトで記事を育てる方法
一度公開した記事を、そのままにしていませんか?実はそれ、すごくもったいないんです!SEO対策において、過去の記事を更新・修正する「リライト」は、新規記事を書くのと同じくらい重要です。

植物と一緒で、記事も定期的に水やりや手入れをしてあげることで、もっと大きく育つんですよ!
特に、少し手直しすれば大きく順位が上がる可能性を秘めた「お宝記事」を見つけて、育てていきましょう。
リライトで順位が上がる記事の育て方
お宝記事を探す
Google Search Consoleの「検索パフォーマンス」を見て、表示回数は多いのにクリック率が低い記事や、検索順位が11位〜30位あたりで停滞している記事を探します。
ライバルを再調査
その記事のキーワードで、現在上位に表示されているサイトをチェックします。自分の記事に足りない情報や、新しい切り口はないかを探しましょう。
記事をパワーアップ
足りない情報を追記し、古い情報を最新のものに更新します。図や表を追加して分かりやすくしたり、タイトルをより魅力的なものに変更したりするのも効果的です。
更新をGoogleに通知
記事を更新したら、公開日も更新日に変更しましょう。その後、Search Consoleの「URL検査」からインデックス登録をリクエストすれば、Googleに「記事が新しくなりましたよ!」といち早く知らせることができます。
【上級編】Googleから本気で愛されるサイトの最終仕上げ
ここからは上級編です。サイトの技術的な側面と、情報の信頼性を高めることで、あなたのサイトを唯一無二の存在に押し上げていきましょう。
1.ページの表示速度にトコトンこだわる
「サイトの表示が遅い…」と感じて、ページを閉じてしまった経験はありませんか?ユーザー体験はもちろん、サイトの表示速度はGoogleの検索順位にも直接影響する、非常に重要な要素です。
- 画像のサイズを最適化する:記事にアップロードする画像は、ファイルサイズを小さく圧縮しましょう。「EWWW Image Optimizer」などのプラグインを使えば自動で圧縮してくれます。
- キャッシュプラグインを導入する:一度表示したページの情報を一時的に保存し、次回からの表示を高速化する仕組みです。「WP Super Cache」などが有名です。
- 性能の良いレンタルサーバーを選ぶ:サイトのデータを置いておく土地であるサーバーの性能も重要です。アクセスが増えてきたら、より高速なプランへの変更も検討しましょう。
2.「このサイトは信頼できる!」と思わせるE-E-A-T
E-E-A-T(イーイーエーティー)…なんだか難しそうな言葉が出てきましたね。これは、Googleがコンテンツの品質を評価するために非常に重視している考え方です。

大丈夫、分解すれば簡単ですよ!
Experience(経験)
Expertise(専門性)
Authoritativeness(権威性)
Trustworthiness(信頼性)
の頭文字です。
要するに、「その分野に詳しく、経験があり、信頼できる人が書いた記事」をGoogleは評価したい、ということです。
サイトの信頼性を高めるために、以下の点を意識してみましょう。
- 運営者情報・プロフィールを充実させる:「どんな人が書いているのか」を明確にしましょう。これまでの経歴や資格、実績などを具体的に書くことで、専門性と信頼性が増します。
- 独自の体験談や一次情報を盛り込む:あなたが実際に使ってみた感想や、自分で行ったアンケート結果などは、他のサイトにはない非常に価値のある「経験」です。
- 情報源や引用元を明記する:統計データなどを記載する際は、官公庁や研究機関など、信頼できるサイトからの引用であることを示し、リンクを貼りましょう。
まとめ:焦らず、コツコツ育てていこう
今回は、WordPressのSEO対策について、初心者の方でも実践できる基本的なステップを解説しました。
- まずは基本設定から:サイト公開前に初期設定を終わらせる
- プラグインを味方につける:総合対策プラグインを1つ導入する
- コンテンツが最重要:読者の悩みを解決する質の高い記事を書き続ける
- 分析と改善を繰り返す:ツールを使って効果測定し、リライトを行う
SEOは、すぐに結果が出る魔法ではありません。しかし、読者のことを第一に考えて、価値ある情報を提供し続ければ、必ず検索エンジンは評価してくれます。

完璧を目指さなくても大丈夫!
まずはこの記事で紹介したことから一つずつ試してみてください。
あなたのサイトが多くの人に届くよう、応援しています!












「WordPressでサイトを作ったけど、アクセスが全然増えない…」
「SEO対策って、何から手をつけていいか分からない!」
「やっぱり専門家じゃないと難しいのかな…?」